昔も今も同じ
不動産価値が落ちにくい物件ですが、昔も今もそれほど変わっていません。
簡単にリストアップすると、不動産経営では3種類ほどの経営方法が有効という状況になっています。
1つ目はマンションです。
マンションというと値崩れが懸念されている時代もありました。
ですが、都会や郊外でそれほど土地の価格は下がっていません。
というのも、これから消費税が上がるためにマンションを購入しておくか、迷っている人が大勢いるからです。
マンション経営が人気となっている理由には、一戸建てアレルギーの人が増えているという理由もあります。
一戸建てのほうが資産価値も高いから・・・なんて言われていた時期がありますが、今ではそれほどの人気ではありません。
ものによっては3分の1以下にまで価値が下がることもあるため、先が読めない物件でもあるのです。
そのため一戸建てに比べて都内に建てられる新築の一棟マンションであれば、都心への人口増加によって価値は下がるどころか上がる期待が高いと考えられています。
ただし地価変動が激しい都内の一等地は、東京オリンピック後に急激な価格の変動が起きる可能性があります。
そのためマンションを購入するのであれば、その影響を受けにくいエリアを選ぶと良いでしょう。
この不動産の影響が受けにくいとされているエリアが、城南3区です。
都心3区に比べて住居用不動産が多く建ち並ぶ城南3区のレジデンスエリアは、価格のブレが少ない点が特徴。都心3区で地価が高騰した場合でも、同様の跳ね上がりを期待できない反面、急落によるリスクを負う必要がないという安心感があります。
引用 * 東京五輪開催による不動産の影響
ちなみにこの城南3区とは、世田谷区・目黒区・渋谷区のことで住宅地としても商業エリアとしても人気となっているので、安定した不動産供給が見込めて不動産投資にも最適と言われているのです。こうしたことも踏まえて物件を選ぶといいでしょう。
2つ目は土地そのものを貸す経営方法です。
土地をどのように使うのかは不動産会社の自由となります。
ただ、土地というのは寝かせているだけでは意味がありません。
税金がかかってしまうからです。
しかし、そのような税金についても土地を貸しておくことで問題が解決します。
しかも、土地などに勝手に生える雑草も処理してくれるため、手入れについてもお金がかからないのです。
土地の管理が面倒な場合に有効となっていますし、契約満了後は元の状態に戻して契約が完了するようにも配慮されています。
つまり、ほとんど手間隙がかからないようになっているので、不動産価値が落ちにくい土地であれば有効的な手段として有名なのです。
3つ目は家を貸す経営方法です。
最近ではシェアハウスのような経営方法もあるので、リスクについても小さいと言われています。
前述のとおり、今では一戸建てを無理に建てたいという人は減っているため、中古物件を購入される人、借りる人が増えてきているのです。
今ではリノベーション物件としての新しい形も見えてきたため、これから益々不動産価値が落ちにくい物件として有力視されています。
レンタル倉庫が人気
利益率が高い土地の有効活用では、家を建てる、販売する・・・という方法より、さらに人気が高い経営方法があります。
それはレンタル倉庫です。
レンタル倉庫というのは、空き地にレンタル倉庫用のコンテナを設置するだけの簡単な倉庫貸出業です。
レンタルなどの管理は不動産会社のほうで行ってくれますし、今では住居スペースを無駄にしないために、レンタル倉庫を利用してくれる人が増えています。
レンタル倉庫は小さい規模であっても問題ありませんし、利益率についても大きく変化しません。
しかも、すぐに設置・販売が行えるため、小規模の土地を有効活用したい場合に効果的であると注目されています。