不動産購入では情報収集が重要
個人用でも投資用でも、これから不動産を購入するなら事前に十分な情報収集をしていくことが重要です。
不動産取引が低迷していると言われる現代ですが、売買を希望する人の数は決して少ないものではなく新聞の折込やフリーペーパーには数多くの不動産に関する広告が見られます。
不動産業者として勤務をしていない一般の人が物件について調べるときに最も重要となるのが、物件をほしいと思っている地域の相場を知るということです。
相場をつかむためには1つ2つの物件を見ればよいわけではなく、周辺全体の状況を掴まなければいけません。
ですのでまずは実際に見積もりを依頼するかどうかは二の次にして、まずはできるだけたくさんの周辺の不動産情報を収集するようにしましょう。
もし欲しいと思っている物件のある地域が決まっているなら、実際にその地域に足を運び物件の現況を見にいくことも重要です。
いくら広告で有利な条件が掲載されていたとしても、実際にその土地に行って初めてわかることもたくさんあります。
不動産投資が活発であったバブル期には、業者からの電話一本ですぐに契約をしてしまった素人投資家もいたようですが、そうして不良物件のオーナーになってしまった人の多くが今もその物件を売り抜けられずに税金を払い続けています。
不動産広告に必ず記載されている事項
不動産関連の広告では、紙媒体でもインターネットでも必ず記載されている事項があります。
物件の説明として「新築・中古」「戸建て・集合住宅」「敷地面積・建物面積」「間取り」「建築年」「所在地域」といったものがまず記載されています。
そこに加えてその建物の使いやすさを示すための「交通」「住宅設備(ガス・水道など)」「周辺にある施設」「周辺や建物の特長」などが付加されます。
最後にその物件を取り扱う業者の登録番号や社号、取引様態(媒介など)といったものが示され問い合わせを受けるときの連絡先があります。
これらの項目は業界の常識として必ず記載がある広告内容であるので、比較をしやすいように気になる物件はスクラップして比較しやすいようにしておくことがおすすめです。
このときにちょっと勉強しておきたいのが「敷地面積・建物面積」の測り方と、「間取り」についての理解です。
これはなんとなく感覚的に理解している人も多いでしょうが、実際にどういった計測方法をしているかということを学習することでより現地のイメージがつかみやすくなります。
敷地面積や建物面積については今はだいぶ平方メートルで示してくれるようになりましたが、中には「坪」や「畳」で表記をしているところもあります。
坪や畳は一見不便なようですが慣れてくると平方メートルよりも直感的に広さが理解しやすいものです。