こんな人は家賃滞納しやすい
不動産経営で悩みの種になってしまうものに家賃滞納があります。
家賃滞納というと、家賃滞納されている方に厳しく支払うよう命じればどうにかなる・・・と思ってしまいますが、実はそうではありません。
というのも、人によっては支払えない状況に追い込まれる人もいるからです。
なぜ、こんな人が入居できたのか?と思ってしまうものですが、入居者の5%前後は家賃滞納トラブルを起こすということでも知られているので、絶対に防げるトラブルでもないのです。
なので、トラブルは起きてしまう前に防ぐようにしましょう。
例えば、「事前審査」という手段があります。
事前審査には2種類あり、1つは本人確認、もう1つは不動産管理会社側へ問い合わせるという方法です。
本人確認の場合、勤続年数や年収を確認しておきましょう。
仕事についても不明瞭なものではいけませんので、そのような人の入居は断るようにしておいたほうが良いです。
次に不動産管理会社に問い合わせるのも大事です。
オーナーは自分なのですから、このようなことも教えてもらえるようになっています。
さすがに入居者全員とこのような交渉をしていては時間の無駄なので、時間の損失を減らすためにも不動産管理会社にお願いしておくと良いです。
雰囲気が悪い人の場合、見た目だけでなくトラブルを実際に起こしている人であるかどうかもチェックしておきましょう。
近年では、トラブルなどを起こしている人を一覧形式でまとめている不動産管理会社も存在します。
なので、こちらについてもチェックしておくと、将来的に家賃滞納されるリスクが引き下がります。
このようなチェックを行う際ですが、あまり厳しいルールは置かないほうが良いです。
というのも、雰囲気が悪い人でも性格が穏やかな人はいますし、ルールが厳しいと入居先に不信感を覚える人もいるからです。
これでは肝心の満室経営などが難しくなってしまうため、不動産管理会社の対応もずさんなものになることが多いのです。
入居時に最低限のチェックをしておく・・・、これだけでもずいぶんと家賃滞納のリスクは変わってくると覚えておきましょう。
家賃保証サービス
不動産管理会社では家賃保証サービスというサービスを提供しています。
家賃滞納トラブルについて悩んでいる方は、一度こちらについて相談をされてみると良いでしょう。
家賃保証サービスで契約された場合、「入居費用の0.5%」で保証のための支払いが発生します。
ですが、こちらに加入されている場合は家賃滞納となった際に、不動産管理会社が一時期ではありますが家賃滞納分を補填してくれるようになっているのです。
人によっては、家賃滞納リスクが小さいというだけで入居を考える人もいるので、オーナーにも入居者にも優しいサービスとなります。