相続したままを放置という新しい手段
相続した不動産の売却というのは、不動産経営上では賢いとも賢くないとも言える対応です。
不動産を相続したまま放置されていると、固定資産税がかかってしまいますので損をするのは確かです。
実際に身分相応ではない土地を相続してしまい、固定資産税で生活が圧迫されている人も存在します。
ですが、だからといって単純に売却を検討するのも良くありません。
近年では土地の価値をはじめとした不動産価値が上昇傾向にあるからです。
不動産というのは、投資においても強いという意味で今では価値が見直されています。
なので、売却が面倒、だからといって放置していても・・・という場合は、不動産管理会社に依頼をしてみてはどうでしょうか。
依頼されると、土地そのものが契約後に不動産管理会社に委ねられます。
その後、土地の持ち主(契約者)と相談を行い、土地の管理について話が進んでいくのです。
個人では土地を売るにしろ、土地を有効活用するにしろ、明確な目的や利益が判断できなくては意味がありません。
ですが、不動産管理会社であれば有効なスペースとして活用してくれるのです。
もちろん、利益についても個人で対応するより大きなものとなるでしょう。
また、土地の有効活用となるとスペースが大きくなくてはいけない・・・という思い込みを持っている方もいます。
ですが、それほど広い土地が必要というわけではありません。
例えば、駐車場を作れる程度のスペースでも良いですし、自動販売機やコンテナを設置できる程度のスペースでも問題ないのです。
このような形で売却を控えておくと、土地の価格が引き上がったタイミングで売ることもできます。
相談自体は無料で対応してくれますし、大手不動産が仲介を務めていますので安心して新しい手段で土地の管理を放置できるのです。
しかも、発生した利益についてはすぐに還元される形を取っているので、小さな利益を失うこともありません。
不動産は個人の悩みとして抱え込む時代から、業者を仲介に挟むのが自然という時代になったのです。
手入れも大事
土地の管理についてですが、最低でも完全な放置をされている状態だけは避けたほうが良いです。
例えば、手入れがされていないために草木が伸びてしまっているようではいけません。
手入れと言っても、除草剤をふりかけるだけで済みますので、時間にして1日程度で終えられる作業ばかりです。
このような面でサボっていると、業者と契約する際に安く見積もられるリスクも発生します。
それと、土地などを運用する場合は利益率が少しでも高いものを選択しましょう。
何も言わないままでいると、業者のほうで勝手に決められてしまいます。