どうして?建設業界の人手不足が解消しない理由

若者が少ない

人ごみ建設業界の人手不足というのは、中小ではなく大手ゼネコンで発生している問題です。
また、いわゆる職人さんが少ないという意味で問題になっているわけではありません。

「後継者不足」で問題になっているのです。
まるで、現代の職人さんの世界そのものですが、その問題は大手ゼネコンでも見られるようになりました。

また、大手ゼネコンであれば求人を活発にするなど、なにかしらの手で問題を解決できるのでは?と思ってしまうものです。
ですが、こちらはすでに行われています。

しかし、大手ゼネコンの建設現場で働きたい・・・という若者そのものが少ないため、現在ではその対応に追われている状態となっています。

昔は大手ゼネコンでもそうですが、建築現場で働けるというのは職業において安定した人気を誇っていました。
ですが、今では男の職場、女の職場のようなイメージも薄れてきているため、安定就職のような道を模索している男女が増えてきているのです。

つまり、他業種に対して意欲的な人が増えてきているので、相対的に建設業界の人手不足が懸念されるようになっています。

他の問題として、今ではシェアハウスやくい打ち不正問題といった、建築業界の問題が指摘されるようにもなってきました。
つまり、「安全に働ける?」と不安を覚えている若者が増えてきているのです。

経営そのものに不信を覚えている人が多いのも、現代ではどうしようもない問題でしょう。
くい打ち不正問題以外にも、今までにエレベーターの不正問題、建築法を守らない設計士がいるという問題も発生していますので、ここ数年だけでも建築業界は大きく揺れ動いている状態にあります。

つまり、このような問題について歯止めをかけない限りは、これからも建設業界の人手不足が解消することはない・・・という見方が、若い人を中心として広がっているのです。

主な対応策は?

建設業界も人手不足を受けて、色々な対策を行うようにはなっています。
最もポピュラーなものでは「若手の育成」が挙げられるのですが、こちらについては疑問を覚える人もいるでしょう。

今までは行っていなかったのか?という点で疑問が発生するのです。
実をいうと、建築業界というのは叩き上げの人が多くいますので、現場に出てものを覚えることが多いのです。

昔風に言うと男の職場であり、厳しい環境で建築業界について学んでいく必要がありました。
なので、ついてこれない人では厳しい対応を受けることも多かったため、就職後にそれを理由として辞職される方も多かったのです。

つまり、若手の育成も大きな効果が見られなかったため、今まで放置されていることが多かったわけです。
そのため、今では若手の育成だけでなく、ベトナム人といった建築現場で働いたことのある人を再雇用するという動きも見られるようになりました。

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